第3回のテーマは、「栄養教諭」について少し触れたいと思います。
給食に携わらない方にとっては、中々馴染みのない言葉かもしれません。
そもそも栄養教諭制度は、 児童生徒の栄養指導及び管理をつかさどる職として、平成1 7(2005)年度に創設されました。学校給食を生きた教材として有効活用することで、学校における食育を充実していくことが期待されているようです。
栄養教諭の職務としては、「食に関する指導」と「学校給食の管理」が主なものになります。
また、教職員間及び家庭や地域との連携・調整の要としての役割を果たすことも求められているようです。
■食に関する指導として・・・
①教科等の指導
→教科等における食に関する指導
②給食の時間の指導
→給食の時間における食に関する指導
③個別的な相談指導
→食に関する健康課題を有する児童生徒に対する個別的な指導
■学校給食の管理として・・・
①栄養管理(献立作成)
学校給食実施基準に基づく適切な栄養管理
②衛生管理
学校給食衛生管理基準に基づく危機管理、検食、保存食、調理指導、調理・配食 等
公立小・中学校等の栄養教諭配置については、各都道府県教育委員会が、地域の状況を踏まえつつ、栄養教諭免許状取得者の中から採用し、配置しています。
全都道府県において7,000人近い栄養教諭が配置されており、配置数は年々増加しているようです。
ただし、栄養教諭の配置には地域による格差も見られる為、より一層の配置促進が必要だと考えられています。
今日は、「栄養教諭とは?」というテーマで進めてみました。
是非参考にしてみてください。